大阪の街で悠々と妄想してたら迷い込んじゃった

大阪に住んでいて色々と思ったことを書いていきます

ミナミの路線価が急上昇!ひっかけ橋北側は39%アップしました

7月1日に公表された路線価ですが関西全体でリーマンショック以来8年ぶりに上昇しました。

ちなみに、関西で一番路線価が高いのは阪急百貨店梅田店前です。ここは33年連続ということなので関西人にはお馴染みですね。

今年は去年より22.1パーセント上昇して1016万円になりました。なんでも路線価が1000万円を超えたのは22年ぶりなんだとか。22年前ということは1994年ですね。バブル崩壊のちょっと後ぐらいかな。

そして、さらに急上昇したのはキタではなくミナミでした。

ミナミのひっかけ橋こと戎橋の北側がなんと39.6パーセントの上昇です。去年が510万円だったところが今年は712万円です。

これらの急上昇の要因はここ数年年々増加しているインバウンド(訪日外国人観光客)を受け入れるホテル建設ラッシュのようです。土地の需要が急激に高まって路線価を押し上げているようですね。

ここ最近、ミナミを歩いていると、

「ここはいったいどこの国やねん」

と思うぐらい外国人観光客だらけです。そしてその外国人ですが欧米人は少な目で殆どが中国人や韓国人。そして東南アジア系の人ですね。

戎橋筋心斎橋筋、道頓堀なんかを歩いているとあまりの外国人の多さに圧倒されます。

けど、意外とキタ(梅田)はそれほど多くないんですね。

多分ですが、中国人・韓国人・東南アジア系の人は、大阪らしい「こてこての大阪」が好きなんでしょう。

だとすれば、キタよりミナミになるんでしょう。ミナミなら道頓堀のかに道楽とかグリコの看板だとかいかにも大阪らしい有名どころが色々あるのに対しキタは象徴的な大阪らしいとこって意外にないですからね。

まぁ、そんなことはともかく、現在の大阪のホテル不足はかなり深刻です。観光客はともかくビジネスで利用する出張サラリーマンが思いっきり割りを食ってますよ。

てなことで、ホテル建設ラッシュらしいですけど、この勢いもいつまで続くかわかりません。

爆買いバブルもそろそろ崩壊の兆しが見えてきていると最近は言われ始めてます。

一時期は誰もが買っていった炊飯器はもう売り上げが低下しているそうです。ようするに初来日の爆買いが一巡して今はもうリピーターが多くなってるんでしょうね。

普通に考えてそんなに大物家電ばっかり毎回買いませんから。段々と消耗品の割合が増えてくるのは当然でしょうね。

という訳で、路線価にしても何でもそうですが上がったものは下がるんですよ。特に爆買いバブルのように派手に上がったものは派手に下がるのは世の常です。

さて、現在建設中のホテルが開業を迎える時、大阪の景気はどうなってるんでしょうかね。

円相場も1年前から一気に円高になりましたし、イギリスはEUを離脱しますし、もしかしたらトランプ氏がアメリカ大統領になっちゃうかもしれないです。

ホント最近は何があってもおかしくない世の中になりました。